今日から主夫日記

日常の些細な出来事、感じた事、好きな事を思うがままに書いています。

病院食を家で作る!

今回は、以前の職業がら、病院の食事について少し書こうと思います!

皆さんは病院食と聞くと、どんなイメージがうかびますか?

美味しくない(-_-)、味が薄い(-_-)、手作り感がない (-_-)、みたいな・・・

実際、自分が入院してみたり、ご家族が入院してみたりすると、その現状が分かると思います!
人それぞれの味覚があるので、薄いと感じる人がいれば、濃いと感じる人もいる。
最近では、病院食が見直されてきて、美味しいという所もあったり、ヘルシーで献立が公開されたりするような所もあります!


病院食は、食事で病気の治療の手助けをする、治療食があります。(心臓病、糖尿病、腎臓病、肝臓病など)
その他には、塩分の制限がある人や、柔らかい消化のいい軟菜食など、さまざまです。

それでは、何回かに分けて、ご家庭でもできる食事の工夫を紹介していこうかと思います(^-^)

まず1回目は病院で出される軟菜食です!

通常、食事はご飯(主食)、味噌汁(汁物)、主菜、副菜、副副菜、漬物、果物、牛乳が付きます。
それぞれの病院で牛乳や果物、漬物が朝、昼、夕のどのタイミングで付くかはまちまちです。

軟菜食の場合、主食はお粥になることが多いでしょう。家庭でお粥を作る時、最も簡単にできるのは炊飯器で作る方法だと思います!
いつものご飯を炊くよりも多めの水で炊けば、簡単にお粥はできます!水加減はカマの内側に書いてあるので、その通りに炊けばいいだけです!

またご飯でも、そのままだと食べずらい、食事量が低下してきたような時は、お握りにして見た目の変化をだすと、食べれる様になることもあります。
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例えば、普通のお握りではなく、ラップで一口大のボールを作り、ふりかけをまぶしてやるようなお握りでもいいかもしれません。
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軟菜食で使用される野菜は、加熱して柔らかくなるもの、消化のいいものが主に使われます。
ですから、ごぼうやキノコ類、こんにゃくや海藻類などは、比較的使用されない食材です。

例えば、「金平ごぼう」は「大根の金平」にしてみたり、納豆などもひきわり納豆にすると食べやすくなるでしょう!
また、調理方法にも工夫があり、揚げ物などは基本、そのまま提供されることはなく、衣が硬いため、だし汁などに潜らせて衣を柔らかくして提供されます。または、食材を揚げずに煮てしまう調理方法が選択されます。
調理方法の工夫として、ホウレン草のお浸しなども軟菜食では、煮浸しにしてしまいます。

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お肉の調理での工夫点は、まず柔らかい部位を使う点や(ロースや肩ロースなど)、薄くスライスされた物を使用すること。または挽き肉を使って、ハンバーグ(肉団子)状のものを提供する、などの工夫ができるでしょう!

年をとってくると、段々歯が悪くなり、硬いものが食べづらくなってきます。
そんな時は、少し工夫して食べやすい固さになるよう加熱時間を長めにするとか、食材を工夫するような配慮が必要になってくるでしょう!

次回また、家庭でできる病院食を上げたいと思います(^-^)/